このページでは、大学職員の夏のインターンシップについてまとめています。夏のインターンシップは7月〜9月頃に実施されるもので、採用選考の中でも最初期のものにあたります。大学職員になりたい方は、是非この時期から参加していきましょう!
インターンについてはこちらの記事もご覧ください。
新卒採用ではマイナビが最も多く使われています。
そのため、採用活動に直結するマイナビを活用してインターンに参加しましょう!
ちなみに参加するのに最もオススメなところは「上智大学」です。
東京都市大学
学校法人五島育英会が運営する東京都市大学は、東京・神奈川を中心に理系学部を展開する大学です。
理系大学の中では中堅クラスで、河合塾のデータによれば、偏差値帯は45〜50となっています。
<インターンシップ概要>
企画名 | 学校業界が分かる1Day仕事体験セミナー |
時期 | 7月〜8月の1日 |
場所 | 世田谷キャンパス(東京都) |
定員 | 30名未満 |
選考 | なし(先着順) |
内容 | ・業界の説明 ・五島育英会の紹介 ・ワークショップ ・先輩職員との座談会 |
東京都市大学のインターンシップは、説明会+ワークショップというオーソドックスなスタイルです。親切なのは、大学業界の説明があるところですね。当サイトでも色々と情報提供していますが、18歳人口の現状や大学を取り巻く環境などの話を聞くことができそうです。
さらに、理系大学ということもあって、研究支援や産学連携といった大学業界ならではのお話も聞くことができるでしょう。
また、ワークショップでは職員役と学生役に分かれて大学の業務を疑似体験できる企画を用意してくれているようです。大学職員としてイメージしやすい学生対応を体験できるので、仕事に関するイメージを掴むことができます。フィードバックも用意されているため、ご自身の就職活動における振る舞いや長所・短所についても指摘してもらえます。
先輩職員との座談会では、人事部門以外の職員が出席するかもしれません。その場合には、各部署で活躍している職員の声を聞くことができるので、貴重な機会であるといえます。
工学院大学
学校法人工学院大学が運営する工学院大学は、都心(新宿)と郊外(八王子)において理系学部を展開している大学です。
理系大学の中ではハイミドルクラスに位置しており、河合塾のデータによれば、偏差値帯は50〜60となっています。
<インターンシップ概要>
工学院大学は夏のインターンシップで2つの企画があるので、順番にご紹介いたします。
企画名 | 【WEB】大学を知ろう!業界研究セミナー |
時期 | 7月下旬〜8月末の1日 |
場所 | WEB(Zoom) |
定員 | 50人未満 |
選考 | なし(先着順) |
内容 | ・業界研究 ・職種研究 |
まずWEBで実施する企画については、一方向性の完全説明会スタイルとなっています。もちろん質疑応答はあるでしょうが、基本的には大学業界や工学院大学に関する説明を聞く機会となるでしょう。気軽に聞くことのできる点が非常に魅力的なので、とりあえずエントリーするというのでも良いと思います!
企画名 | 【対面】大学職員と話そう!若手職員座談会 |
時期 | 7月下旬〜8月末の1日 |
場所 | 新宿キャンパス(東京都) |
定員 | 30人未満 |
選考 | なし(先着順) |
内容 | ・業界研究 ・社員交流会 |
本命は対面実施のこちらですね。目玉企画である「社員交流会」では1年目〜5年目の職員と自由に会話ができる機会を設けているようです。
これは非常に貴重なもので、実際に働いている人がどういう仕事をしているのか、待遇についてはどうなのかという皆さんが気になることを聞くことができます。気になっている細かいことを聞くチャンスではあるのですが、あまりに給与のことやお休みのことばかり聞くのは逆効果となりますので、気をつけましょう。
ここでは、大学職員のやりがい、工学院大学の長所など、先輩職員にしか聞くことのできないことを質問したいところです。
一方で、業界説明や工学院大学説明にはあまり力を割いていない印象です。おそらくですが、「社員交流会」の中で工学院大学ファンを増やすことで、応募者増を狙っているのではないかと思います。
東洋大学
学校法人東洋大学が運営する東洋大学は、いわゆる日東駒専の一翼を担う総合大学です。都心キャンパス(白山)の他に、川越、朝霞、赤羽台と複数展開をしています。
河合塾のデータによれば、偏差値帯は40〜57.5と学部によって幅広くなっています。
<インターンシップ概要>
企画名 | 学校法人東洋大学仕事体験~大学業界研究<1>~ |
時期 | 7月下旬、8月下旬の1日 |
場所 | WEB |
定員 | 100人以上 |
選考 | なし(先着順) |
内容 | ・大学業界研究と業界研究方法 ・東洋大学の仕事の紹介 ・職場見学ツアー※動画視聴 |
定員100人以上で大規模実施される東洋大学のインターンシップは、一方向型の説明会をベースとした内容となっています。
ただし、「東洋大学の仕事の紹介」では実際にありそうなケースを用いて、業務創造的な疑似体験(グループワーク)ができるようです。いかんせん大人数なので、そこまで細かいケースではないでしょうが、それでも東洋大学職員の目線でケーススタディができる点は魅力的ですね。
さらに、ここでのフィードバックはこの後展開されるインターンシップの中で行われるというのも東洋大学の特徴です。つまり、連続して参加しないとフィードバックがもらえないので、次の回も参加しようという動機に繋がっていきますね。
職場見学ツアーは、既に撮影されたものを見ることになりますが、それでも雰囲気は十分に感じることができると思います。
早稲田大学
学校法人早稲田大学が運営する早稲田大学は、いわずと知れた私学の雄、慶應義塾大学と双璧を成す日本の私立大学のトップに位置づく大規模総合大学です。
河合塾のデータによれば、偏差値帯は62.5〜70という名門ですね。
<インターンシップ概要>
企画名 | 【全職種対象】早稲田大学先輩職員座談会 |
時期 | 8月1日(木) |
場所 | WEB(Zoom) |
定員 | 100人以上 |
選考 | なし(先着順) |
内容 | ・日本の大学を取り巻く環境と早稲田大学の概要、ビジョンについて ・先輩職員座談会 ・質疑応答 |
早稲田大学のインターンシップは、100人以上を対象とした一方向型の完全説明会スタイルとなっています。大学業界、早稲田大学の説明に加えて、ビジョンについて語られることで、私学の雄としての自負に触れることができそうです。早稲田大学は、日本の私学のトップなので、文科省が主導する高等教育行政でも影響力を保持しています。その点で、このビジョンを聞けば、他の大学がいずれ行うべき施策を知ることができますね。
先輩職員との座談会もあるので、待遇ややりがいなどについて聞くこともできます。ただし、完全説明会スタイルということで、細かい話や深い内容を聞くことまではできないかも知れません。それを差し引いても、参加すべきインターンシップであると感じます。
明治大学
学校法人明治大学が運営する明治大学は、いわゆるMARCHの一翼を担う総合大学です。キャンパスは東京都と神奈川県に展開しています。
河合塾のデータによれば、偏差値帯は55〜65とハイクラスに位置付けられます。
<インターンシップ概要>
企画名 | 大学職員 仕事体験型ワークショップ |
時期 | 9月上旬頃の1日 |
場所 | 駿河台キャンパス(東京都) |
定員 | 100人未満 |
選考 | あり(調査中) |
内容 | ・大学業界の概要 ・大学職員の仕事 ・グループワークを通じた仕事の疑似体験(社会連携事務室) |
明治大学では、インターンシップに選考がありますので、ご注意ください(内容は調査中です)。100人未満という大規模での実施にはなりますので、一方向型の説明会スタイルではありつつも、業務の擬似体験が含まれています。
「大学業界の概要」や「大学職員の仕事」については、タイトルから察するに、他の大学と大差ないように思われます。明治大学には付属校がありますので、付属校経営や高大接続についての説明があると、参加する意義は尚高まると思いますね。
グループワークについては、実際の資料を活用して行われると記載されており、業務改善案の作成を行うということです。おそらくは「明治大学が行なっている社会連携に関する課題」や「新たなステークホルダーの捉え直し」といった類のテーマであることが予想されます。いずれにしても、今後の大学における社会連携は非常に重要になりますので、有益なグループワークになることは間違いないでしょう。
立命館大学
学校法人立命館が運営する立命館大学は、関関同立の一翼を担う総合大学です。キャンパスは京都府、大阪府、滋賀県と近畿地方に展開しています。
河合塾のデータによれば、偏差値帯は50〜67.5と幅広いながらハイクラスに位置づいています。
なお、系列に立命館アジア太平洋大学(APU)がありますが、インターンシップは学校法人として行われますので、そちらの情報を得ることもできると思われます。
<インターンシップ概要>
企画名 | 大学職員の仕事に触れる仕事研究セミナー |
時期 | 8月〜9月頃の1日 |
場所 | 朱雀キャンパス(京都府) |
定員 | 50人未満 |
選考 | なし(抽選) |
内容 | ・セミナー1「大学業界はどんな業界だろう?大学職員とは何だろう?」 ・ワーク「新しい教育を考えよう!」 ・まとめ「大学職員の役割」 |
立命館は応募者多数の場合は抽選なんですね。要注意です。
さて、立命館のインターンシップは、一方向型の説明会スタイルではありながらも、テーマ的に面白そうなワークが用意されています。
マイナビを見ると、法令理解を下地として大学職員の仕事がどのようなものであるかの説明が行われるようです。この視点はとっつきにくいこともあって、他の大学ではあまり実施されないものなので、とても有意義であると思います。ワークについても、法令をベースとして「何ができるのか」「何ができないのか」という内容で行われるものと推察します。
最後のまとめにも「大学職員の役割」とありますので、皆さんが抱いている大学職員のイメージを変えようという意図が読み取れますね。
さらに、立命館大学は特色ある附属校や系列校を展開しているので、そちらの情報を得ることができる点も非常に魅力的です。
上智大学(オススメ)
学校法人上智学院が運営する上智大学は、早慶と並び日本の私立大学での最上位クラスを誇る総合大学です。
河合塾のデータによれば、偏差値帯は55〜72.5とハイクラスに位置づいています。
なお、上智大学短期大学部も系列ではありますが、2025年度以降の学生募集は停止することが発表されています。
<インターンシップ概要>
企画名 | 8・9月開催予定【上智の仕事を知ろう!】仕事体験ワークショップ&座談会 |
時期 | 8月中旬〜9月中旬の1日もしくは2〜4日 |
場所 | 四谷キャンパス(東京都) |
定員 | 50人未満 |
選考 | あり(エントリーシートの提出) |
内容 | ・グループワーク<テーマ例> 「多様な学生を獲得するために必要な入試戦略とは?」 「上智のSDGs推進のために必要な施策とは?」 「新たな寄付金収入獲得のために上智大学は何をするべきか?」 ・座談会 |
上智学院は1dayだけではなく、複数日程での企画も設定されていますね。ガッツリ大学職員に関する知識を吸収する良い機会だと思いますので、こちらのインターンシップは超オススメです!
さらに、グループワークのテーマ例として挙げられているものは、今の大学業界にとってめちゃくちゃホットな話題ですね。LGBTQやSDGsといったアメリカでは10年ぐらい先行しているテーマに加えて、大学業界では常に検討が重ねられてきた寄付金に関する内容もある非常に充実したものとなっています。
ESでの選考があるので、全員が参加できるものではないでしょうが、上智学院のインターンに参加できれば、大学職員の選考において大きくリードできること間違いないです!
中央大学
学校法人中央大学が運営する中央大学は、いわゆるMARCHの一翼を担う総合大学です。キャンパスは東京都の都心(駿河台、後楽園、市ヶ谷、茗荷谷)と郊外(八王子)に展開しています。
河合塾のデータによれば、偏差値帯は52.5〜65とハイクラスに位置づいています。
<インターンシップ概要>
企画名 | 【対面開催】グループワークを通じた大学職員の業務体験 |
時期 | 8月〜9月下旬の1日 |
場所 | 各キャンパス(八王子や茗荷谷) |
定員 | 50人未満 |
選考 | なし(抽選) |
内容 | ・中央大学について ・学生対応模擬シミュレーション |
中央大学は応募者多数の場合には抽選になりますのでお気をつけください。
内容としては、業務体験に重点を置いた双方向型ワークショップスタイルです。参加者が職員役となって、実際の学生対応の事例を体験することができる内容になっています。
50人未満の中規模ながらも、細かく複数視点でフィードバックをもらえるところが、中央大学のインターンシップの大きな魅力です。
また、実施会場が各キャンパスで行われるのは親切ですね。多摩エリアに住んでいる方は多摩キャンパスで参加し、それ以外の方は都心で参加することができます。複数回参加する方にとってもメリットがあるように工夫しているのだと思います。
まとめ
以上が、今年の夏に実施される2026年卒対象のインターンシップ情報となります。こちらのページは随時更新していくので、定期的にご覧いただけると嬉しいです。
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インターンシップに参加することは大学職員になる一番の近道です!絶対に参加しましょう!