このページでは、私(大学職員メンター)がどのようにFランク大学から大学職員になったのかをご紹介していきたいと思います。
学歴がないのでとても苦労はしましたが、頑張ったお陰で人生逆転できたと感じています!
少しでも皆さんの参考になると嬉しいです。
・業界研究、大学研究を徹底的に行うべし!
・ESは決して手を抜かない!
管理人自己紹介
まずは、私(大学職員メンター)の自己紹介をさせていただきます!早く本編を読みたい方は、飛ばしていただいても大丈夫です。
当サイトのアピールポイントは、Fランク大学を卒業した私が、大学職員になることができたという点です。学歴もなく、部活動も特にやっていなかったのですが、良い会社には入りたいと思って就職活動をしていました。
そこで得た知見や経験を、このサイトで公開していきたいと思っています。
Fランク大学に入学、そして卒業
あまり勉強が得意ではなかったため、私は首都圏のとある私立大学に入学しました。そこは、低偏差値帯の大学ではあるのですが、私の入った学部はFランクでした…。
偏差値の低い学部だったんだね。
そうなんです。
皆さんの大学でも、看板学部と偏差値が低くて入りやすい学部があると思うのですが、完全に後者でしたね。勉強は得意ではなく、スポーツが得意なわけでもない、将来に不安があるまま大学生活がスタートしました。
それなりにサークルやアルバイトを経験して、いよいよ就職活動をしなければならなくなった時、何とかして就職で逆転できないかなと考えたのを覚えています。
最初から真面目に勉強していれば良かったんですが…
そこで見つけたのが、大学職員という仕事です。当時は「大学職員への道」というサイトぐらいしか情報発信されていなかったので、情報収集にとても苦労したのを覚えています。
次の項より、私が人生逆転をかけて大学職員になろうと努力したポイントをご紹介していきます!今でも根本は変わっていないので、参考にしていただけると思います!
業界研究・大学研究を徹底的に!
「敵を知れば、百戦危うからず」の言葉どおり、まずは理サーとですね!
私が大学職員になることのできた大きな要因は、大学研究を徹底的にやったからだと感じます。
就職活動では、業界研究や大学(企業)研究を行うことが基本ですよね。しかしそれは「どの程度やるべきなのか?」という明確な答えがあるわけではありません。
そこで私が行なったことは、大学が発信する情報(HP、大学案内、その他パンフレット)を隅々まで読み込んで、自分の言葉で思いを伝えられるようにしたことです。
正解がないから、どこまで調べるか難しいな。
私も分かりませんでした…。
どこまで調べるべきか分かりませんでしたが、学歴のない自分が選考を突破するにはここしかないと思い、パワープレイで乗り切った感じですね(笑)
皆さんも採用説明会や大学ホームページを見ながら情報収集すると思うのですが、トップページにあるニュースだけでなく、展開サービスは全て見ることをオススメします!
展開サービスとは、「学部・大学院」「国際交流(留学制度)」「キャリア支援」「課外活動支援」といった大学が学生に提供しているサービスのことです。
「学部・大学院」では、どういう教育をメインで行なっているのかということがわかります。理系なのか文系なのか、学部を卒業した後に大学院進学を想定しているのか、研究者を輩出するのか実務家を輩出のかといったように、大学がどういう人材を育成しようとしているかが表れているんですね。
次に「国際交流(留学制度)」に関しては、その大学が国際性に強みがあるのか、日本文化や地域に根ざしているのかということがわかる項目になります。ここは皆さんがどういう学びをしてきて、そしてその経験や能力(語学力や資格など)を活かすために調べておくと良いでしょう。
どの大学でも留学ぐらいあるんじゃないの?
確かにそうなんですが、国際交流が盛んではない大学というのは、旅行会社にプランを丸投げしているというケースがあります。そうなってくると、他の大学と差別化もされていないような、ただの語学留学という内容になっているんですね。
こちらはどうしても比較する必要が出てきますが、興味がある方はいくつか見比べてみてください。おそらくすぐに違いがわかりますよ!
「キャリア支援」「課外活動支援」においては、その大学と学生との関係性がわかります。特に課外活動に熱心な大学では、職員がその活動に関わっていることが多いため、学生と接点のある仕事をしていきたい人にとっては非常に重要なポイントになりますね!
それでは、次の項よりどのように情報収集していくのかをみていきましょう。
まずは王道の情報から
こうした情報は大学ホームページのトップページのタブから見ることができますよね。
例えば、明治大学のホームページでは、左上の「メニュー」から選んで見ることができます。
どの大学でもこのタブはトップページに必ずあるので、皆さんも探しやすいと思います!
この辺りの情報を読み込むのはマストです!
ESや面接でのやり取りにおいて、こうした基本情報を読み込んでおくことは非常に重要です。
限られた時間の中で深い会話ができますし、何より面接官に「よく理解しているな」と思ってもらえるからですね。
それに、大学職員としてご自身が何をやりたいのか、ということを探すためにも、大学ホームページから展開サービスを読み込みことは必要な過程といえます。
大学研究のためにホームページを読み込むのはマスト!
さらに細かい情報を得るには
大学ホームページから志望先大学の展開サービスを読み込むことに加えて、さらに細かい情報を得ることのできる場所があります。
それは、「情報公開」です。
情報公開?
はい、これは大体ホームページの下の方にあります。
明治大学のホームページにも一番下まで下がったところに小さく書いてありますね。
「情報公開」とは一体何かというと、法的に義務付けられた内容を大学が世間に向けて発信している情報のことです。
公益性の高い大学ならではって感じですね。
では、具体的にどのような内容なのかというと…
情報公開で発信されている内容は、「財務状況」「教育内容」「内部質保証」などとなっています。
中々とっつきにくい内容ですよね。分かりやすくいうなら、民間企業が株主に公表している「有価証券報告書」のようなものだとお考えください。
要するに、「大学がどのような価値を提供しているか」「大学の運営状況は適切か」といったことが世間に向けて公表されているわけです。
もう少しわかりやすいと良いんだけど…
この「情報公開」の義務化は平成23年度(2011年度)から行われているものです。
義務化から10年以上が経過したことから、より理解を得やすく公開する大学が増えてきていますよ!例えば明治大学では「教育内容」の箇所を「データで見る明治大学」としてビジュアル化しています。
このように公表されていると、とてもわかりやすいですね!
とはいえ、財務状況や内部質保証といった部分はまだまだ表組みや文章で読みにくいのが実情です。
ES作成では、この辺りについてもしっかりアドバイスさせていただきます!
ESはあなたを映す鏡です!
さて、今度はESに関してのお話です。
私は大学研究で徹底したリサーチを実施していましたので、ES作成でもそこで得た情報を盛り込もうと奮闘しました。
大学研究を行う利点は、志望大学の取り組みについて自分なりの理解をし、そしてそれに対する自分の考えを述べることができることです。
そして今度は、ESに落とし込んでいく上で表現力を磨いていくことになるんですね。
確かに、ESの書き方って独特だもんな〜
そうなんです。これはお作法的な話になりますので、一番良いのはたくさん書く練習をして慣れていくということですね。
ESはあなたと大学の最初の接点でもあり、大学からすればあなたを表す唯一のものなんですね。だからこそ、ESは絶対に手を抜いてはいけないですし、納得したものを提出することが重要です。
とはいえ、大学研究をしながら自分の考えを落とし込んでいくことは非常に時間がかかります。民間企業との違いもあるでしょうし…。
当サイトでは有益な情報を発信していますので、是非参考にしてみてくださいね!
必要であれば、私に作成をお任せください!
ちなみに、ESにはどのような設問があるのか、いくつか代表的なものをご紹介しておきます。
「10年後も本学が存在感を発揮していくために必要なことは、どんなことだと思いますか?」
「あなたの学生時代の経験を本学の職員としてどのような場面で発揮していただけますか?」
「本学の弱み(強み)は何だとお考えですか?」
「今後の本学が果たすべき社会的責任はどのようなものだと思いますか?
付き合いのある大学の担当者などに聞いたり、採用情報を集めてみると、このような設問がよく聞かれますね。
特徴としては、大学の現在地+あなたの考えを聞く内容であるということです。
だからこそ、志望大学の状況を深く理解することは重要ですし、理解した上であなたの考えを文字に落とし込んでいくことが求められているのです。大学職員の倍率は非常に高いため、ESも難解で時間がかかるものが多いんですね。
そこで差をつけるのは、やはり大学研究ということになるのです。きちんと下調べをした上で、時間をかけて納得のいくES作成をしましょう!