当サイトでは、新卒で大学職員になりたい方を応援しています!
そのために多くの有益な情報を発信し、さらにES添削・作成のお手伝いもしているのですが、このページではインターンシップについてまとめておこうと思います。
結論から申し上げると、大学職員になりたいのなら、インターンシップに参加することが不可欠です!このページを読んで、是非、この夏から参加してみてください!
本選考でも良い印象を残せますよ!
・大学職員のインターンシップについて
・参加方法
・圧倒的な参加メリット
なお、後述のとおり厳密にはインターンシップではなく「オープン・カンパニー」なのですが、当サイトではわかりやすく「インターンシップ」と表記しています。
インターンシップとは
今更お伝えするまでもないかもしれませんが、まずはインターンシップに関してお話ししておこうと思います。というのも、令和5年から仕組みが少し変わりましたので、名称や分類について振り返っておこうと思います。
少しややこしくなったんだよね。
名ばかりインターンとかが問題になっていたからですね。
インターンシップの分類
産業協議会によって、令和5年度に就職活動を行う学生から、インターンシップの分類が4つに分けられることとなりました。
これは、これまでも「インターンシップ」と称してお茶汲みだけさせていたり、得た個人情報を悪用してしつこく勧誘するといった問題点が指摘されていたからですね。
それでは、早速4つの分類を見てみましょう。
(出典:https://career-support.adm.kanazawa-u.ac.jp/internship/policychange/)
このように就業体験の有無や期間、対象学生によって細かく分類されています。
これまではどのような形態でも「インターンシップ」と称して行うことができましたが、現在では、タイプ3と4を「インターンシップ」と呼称するようになっています。
裏を返すと、タイプ1と2についてはインターンシップではないということになります。
実際のところ、ガッツリ就業体験をするタイプ3と大学院生を対象としたタイプ4はかなり限定的に実施されており、今まで行われていたものの多くはタイプ1だったのです。
もっと言えば、大学職員で行われる「インターンシップ」と呼ばれるものは、ぶっちゃけタイプ1しかありません。要は、就業体験というよりかは説明会やワークショップに近い形式で開催されることがほとんどなんですね。
なぜオープン・カンパニーばかりなのか
就職活動では「インターンに参加しましょう」と言われたり、各大学でもマイナビサイトを活用してインターンシップの告知をしていますよね。さらに当サイトでも大学職員になりたい人はインターンシップに参加することを強くおすすめしています。
にも関わらず、実際に大学が実施しているのはタイプ1のオープン・カンパニー、つまり厳密には就業体験ではないということになります。
実際の仕事を体験したいのになあ。
お気持ちは十分わかるのですが、それは難しいですね。
なぜならば、就職活動をする皆さんは、同時に大学の顧客だからです。就職活動以外の場では、大学に通うお客さんであり、そのお客さんの個人情報を大量に保有している大学において、実際の就業体験をしていただくことは非常に困難なのです。
だからこそ大学職員のインターンシップでは、就業体験はできないものとお考えください。
ただし、国立大学については別です。国立大学法人等職員は準公務員であり、マイナビサイトを見てもタイプ3のいわゆる皆さんが想定するインターンシップを行なっているところが多いです。
その理由については、やはり私学より人気がない点が指摘できると思います。
マイナビからエントリーしよう!
大学職員のインターンシップ(オープン・カンパニー)に参加するなら、マイナビを活用しましょう!マイナビは就職する年度によって分かれており、マイナビ2026、マイナビ2027というようになっています。
インターンシップは早ければ就職活動を行う年度の前年5月頃から掲載が始まっていきます。つまり、2027年4月から仕事を始める人は2026年度に就職活動をすることになりますが、インターンシップ自体は2025年の5月頃から始まっているということですね。
就職活動は早く始めた人の勝ちです。
大学職員を目指す人は、次の項でお話しするようにインターンシップに参加することはマストであるといえます。そのため、就職活動を行う前年の5月から早速マイナビに登録しましょう!
ところで、なぜ「マイナビ」なのかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。これについては、新卒採用においてはマイナビが一番大きな顧客を誇っているからです。
ざっくりいうと、新卒はマイナビ、中途採用はリクナビが強いということですね。
また、多くの大学が新卒採用でマイナビを使っているということは、その前段階であるインターンシップでもマイナビを使うことで、効率よく採用活動ができるんですね。そのため、皆さんも就職活動をする上ではマイナビにお世話になると思いますので、インターンシップにおいても、是非マイナビを使っていきましょう!
インターン参加のメリット
最後に、インターンシップに参加するメリットについて触れておこうと思います。むしろ、参加しないデメリットの方が多いといっても良いのですが、以下のポイントは押さえておきましょう。
・顔と名前を売る
・最新情報を得る
・職員の雰囲気を知る
まとめると、このようなメリットがありますね。まず何よりも、インターンシップから参加してくれている学生は、大学側もしっかり覚えています。これだけでもESから参加する他の応募者と比べて大きくリードしていると言っても過言ではありません。
顔と名前を売る
私が関わった学生さんは、「是非ESを提出してほしい」と大学側からオファーがあったことを明かしてくれました。必ず選考に通るという約束ではないでしょうが、それでも大学から高評価であったことが窺えますよね。
インターンの参加は選考に影響しないんじゃ…
建前としては確かにそうです。でも考えてみてください。早くからアプローチしてくれていた学生に好感を持つのは当たり前ですし、それだけ大学のことを考えてくれている学生を囲い込まないはずがないですよね。
つまり、インターンシップが選考に影響しないというのは建前でしかないのです。そうであるならば、インターンシップに参加しない手はないですよね?
最新情報を得る
次に、業界や大学の最新情報を得ることも大きなメリットの一つです。本専攻では大学研究をして、ESを作成して面接に臨んでいくわけですが、十分な下準備もなくES作成を行うことは非常に難しいものです。当たり前ですが、トンチンカンな内容でES作成をしたり、面接で話をすると、即落ちてしまうのでお気をつけください。
ES作成に関しては、こちらもお読みください。
基本的には、大学ホームページや中長期計画を読み解いて情報収集していくわけですが、インターンシップに参加することができれば、それ以上の内容や最新の情報をキャッチすることができます。
明らかに他の応募者と差別化ができますし、先方からも良い印象を持ってもらえることは間違いありません。
職場の雰囲気を知る
これは副次的なものではあるのですが、職員や職場の雰囲気を知ることができるのもインターンのメリットですね。皆さんもいくら大学職員になりたいといっても、自分と合わない大学で働きたいとは思わないですよね?
どういうポイントをチェックすれば良いんだろう。
色々ありますが、まずは第六感を信じてみてはいかがでしょうか。
それだけでも選考前にモチベーションが大きく変わってきますし、直感というのは意外と馬鹿にできないものです。
あとは、採用担当以外にも若手職員やバリバリ働いている職員との接点も大事にしてください。こういう人たちは大学を支えている最前線の人材なので、彼ら彼女らの背中を追いかけていくことになります。ここで合う合わないの判断をしても良いと思いますよ!