必ず公式ホームページを見るべし!

大学職員になるのに知っておいた方が良いこと業界研究・大学研究
メンター
メンター

こんにちは!大学職員メンターです。

一見当たり前のように感じるかもしれませんが、今回はあえて「大学ホームページを見るべし!」ということについてご説明していきたいと思います。

結論から言えば、用のための「リクルートページ」だけを見てはダメなんです!

なぜそう言い切れるのか、人事部門で10,000件以上のESを拝読してきた経験からお話ししていきますね。

このページでお伝えすること

・リクルートサイトには見せたいものだけが書かれている

・大学ホームページには必ず、あなたに響くことが書かれている

大学間でしっかり比較していくことが重要!

リクルートサイトとは何か

そもそも大学ホームページとリクルートサイトって何が違うの?という疑問を持たれている方もいらっしゃるかもしれませんね。

まずは両者の違いを明治大学を例にお示ししましょう。

<明治大学公式ホームページ>

<明治大学リクルートサイト>

※実際にご覧になりたい方は、リンクカードから飛んでみてください。

※画像の貼り付けは2024年5月17日時点のものです。

あなた
あなた

リクルートサイトはなんかカッコいいな。

あまり比較されたことはなかったかもしれませんが、大学職員を目指している人からすると、2つのサイトが存在していることになるんですね。

中身を見ていただけるとお分かりのように、

(出典:https://www.meiji-recruit.jp/challenge/

このようにリクルートサイトは、職員の声や仕事内容などにウエイトが置いて書かれていますよね。

メンター
メンター

当たり前ですが、リクルートサイトは採用に特化しているんです。

あなた
あなた

働くイメージを抱くには良いかな?

そうですね。この場合、「明治大学の職員ってどんな感じなんだろう」「どういう仕事ができるのかな」といった視点では非常に有用だと思います。

しかし、ESを作成したり面接対策をする上では、明治大学が提供するサービスの魅力(例えば学部展開や各種教育プログラムなど)については、あまり参考にならないんですね。

だからこそ、リクルートサイトだけを見て、その大学の全てを理解しようとしてはいけません。繰り返しになりますが、リクルートサイトは採用に特化したサイトであることから、応募者である皆さんにとって耳障りの良いことが中心に書かれているんですね。

言い方を変えれば、大学側がアピールしたい内容ばかりが載せられているというわけです。

リクルートサイトから得られる情報は限定的

大学ホームページには何が載っている?

結論から言いますと、全て載っています

大学ホームページは、その大学のアピールポイントも日常のニュースも良くない出来事も謝罪文も全てが網羅されているサイトになります。もちろん、隠蔽体質であるなら悪いトピックは載せないでしょうが…。

基本的に隠蔽体質ではありませんので、そこは信用するとして、どういう情報が載っているのか見てみましょう。

明治大学の強みと弱み

再度、明治大学の公式ホームページを見てみると…

※画像の貼り付けは2024年5月18日時点のものです。

朝の連続テレビ小説に関するものや入試案内、ニュースリリース、メディアに取り上げられたものなど、ホームページ上段だけであらゆるジャンルの情報が発信されていますね。

特に学生目線で読みやすいのは学部展開や教育カリキュラムの部分かもしれません。

下段にはこのような箇所がありますので、「学部・大学院」や「留学・国際交流」なんかは、ご自身の大学と比較することで理解が進むかもしれません。

理想を言えば、目指している大学のホームページは隅々まで目を通すことです。今の大学業界というのは、規模の大小はあれども、多くの大学で提供されているサービスは共通しているものが多いです。

見方を変えれば、だからこそ大学ホームページには全てが記載されているが、濃淡が必ず存在するということなんですね。

あなた
あなた

濃淡?

そうです。明治大学ほど大きな大学にはたくさんアピールする材料があると思いますよね?

それはその通りです。一方で、明治大学ほどの大学であっても、手薄な部分は必ずあるんです!

例えば以下のページ。

大規模大学だけあって多くの学部や研究科、教育カリキュラムが整っているようですね。流行りのリカレント教育にも力を入れていて、「リバティアカデミー」という特設サイトまで揃っています。

さすが明治大学だな〜と思いつつ、おや?と思うところも…

資格課程がやや薄いように感じますね〜。中身をみると、司書・司書教諭・教職・社会教育主事・学芸員と一通り揃っているようには見えますね。

確かに普通に通う分には申し分ない内容だと思いますし、実際には困ることもないのでしょう。

大正大学と比較すると…?

それでは、比較対象として大正大学の資格課程を見てみましょう。

まさに大学の特色が出てますよね!

明治大学では展開されていない考古調査士や認定心理士、さらには日本語教員まで取得可能とあり、大正大学ならではの強みがあることを示しています。

メンター
メンター

こうやって比較をすることで、理解が進むことがあるんです!

なぜ明治大学には大正大学で展開されている資格課程がないのか、という疑問に対しては色々な回答があると思います。

例えば教員免許に関しては設備や展開学部等によって設置できないものや、その他の資格についてもその分教員を雇用する必要があったりと、大人の事情もあったりします。

しかし、新卒採用で大学職員を受ける上で重要なのは、こうした大学間で比較をすることによって、志望大学の強みと弱みを客観的に知るということなんですね。

量が多くて中々大変かとは思いますが、移動時間などの隙間時間を使って、興味のあるところから少しずつ読み込んでいくと良いですよ!

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