そのまま書いてない?避けた方が良い志望動機はコレだ!

大学職員になるのに知っておいた方が良いこと志望動機

大学職員の志望動機をどのようにすれば良いかお悩みの方、多いのではないでしょうか。

「楽そうだから」「マッタリ高給だから」というホンネは論外なので、頭を抱えてしまう要因の一つですよね。

そこでひらめくのが「縁の下の力持ちとして学生を支えたい」というありがちな志望動機ですが、ちょっと待ってください!安易に活用すると、書類通過もままならない弱い志望動機になってしまいますよ!

今回は、このありがちな「縁の下の力持ち問題」について、解説していきます。

このページでお伝えすること

・縁の下の力持ちは”当たり前”だから使わない

・言い換えのフレーズ紹介(具体例あり!)

教職学協働が大切【重要】

メンター
メンター

このページを読んで、あなた自身の志望動機が深めてみてください!

なぜ”縁の下の力持ち”がダメなのか

なぜ「縁の下の力持ち」を使わない方が良いのか、最初に結論をお伝えすると、大学職員が学生のより良い人生のために力を尽くすことは当然だからです。私はこの志望動機にまつわる問題を「縁の下の力持ち問題」と勝手に呼んでいます。

まず考えていただきたいのは、窓口での対応、その他学生サービスを行うことが基本的には大学職員の仕事なので、そこにフォーカスし過ぎてしまうと、「え、当たり前じゃない?」ということになりかねないんですね。

メンター
メンター

学生のために働きたい気持ちはどこから来ていますか?

私も10,000件以上のESを読んできましたが、「縁の下の力持ち」ってすごく便利な言葉なんですよね。仮にあなたが面接官だとして、「縁の下の力持ちになりたいので、貴学を志望します」って言われたとしましょう。どう感じますか?

あなた
あなた

うーん、学生のためになることをしたいんだけどなあ。

そう、そこで具体的な回答がないことが、この「縁の下の力持ち」問題の本質なのです。

繰り返しになりますが、大学職員という仕事は全て学生のためなんですね。さらに言えば、学生のために働きたくて、みんな大学職員をやっているのです。そうすると、採用側として、もう一歩踏み込んで、どのように価値を提供するんですか、ということが聞きたいわけです。

ですから、志望動機のベースとして「縁の下の力持ち」があっても良いのですが、その先に「私の能力・経験を使って、学生に対して○○を提供したい」というところまで伝えたいところですね。

「縁の下の力持ち」という言葉だけでまとめてしまうのはNG!

メンター
メンター

次の項目では、良い言い換えの仕方についてもお教えします。

言い換えのフレーズ紹介

さて、「縁の下の力持ち問題」についてはお分かりいただけたと思いますので、ここからは良い言い換えのフレーズについてご紹介していきます。

これらの言葉に変えるだけで、一歩踏み込んだ志望動機に仕上げることができます。是非、参考にしてみてください!

伴走

1つ目は伴走です。

私自身、メンターを名乗っていますとおり、今の学生サービスに重要なことは、一緒に歩んでいく姿勢なんですね。

伴走とは、共に走る、一緒に走るという意味の言葉ですので、この言葉を使うことによって、多様な価値観を持つ学生に合わせて歩んでいくというメッセージを伝えることができます。

あなた
あなた

志望動機としては、どういう風に繋げれば良いのだろう。

伴走という言葉を使う場合の具体例をご用意しました。

アルバイトでは、先回りして準備をすることで、他のスタッフが仕事を円滑に行えるよう尽力いたしました。この経験を活かし、貴学においても学生一人一人に寄り添った伴奏者として活躍したいです。一言で伴走するといっても、学生はそれぞれの価値観を持ち、それぞれのペースで歩んでいく必要があると思います。先のアルバイトにおいても、他のスタッフの仕事の仕方や考え方に合わせた行動を心掛けていたことが貴学において活かせると考えております。

メンター
メンター

伴走を使う時には、「相手に合わせる」という視点を忘れずに!

身近な大人(教育者)

2つ目は身近な大人という言葉です。

これは私も実際に使ったワードですが、その意味合いとしては、職員もしっかり学生と向き合っていくというメッセージ性があります。

教員が授業を行うことから、学生を育てるのは教員というイメージが強いかもしれません。しかし、この考え方は大学職員としてはアウトです。

窓口対応や各部門での学生サービスなど、職員がサービスを提供する場面は非常に多く、そこでのやり取りによって学生を導いていくというのも重要な役目なんですね。その姿勢を打ち出して、志望動機に繋げていく言い換えが「身近な大人」だというわけです。

具体例は以下のとおりです。

私は部活動の中で、後輩の教育係を務めていました。単に技術的なことを教えるだけではなく、振る舞いや意識といった点も重要であると考えていました。貴学においては、学生と接する際に、ただサービス提供を行うだけの職員を超えて、学生を育てる存在になりたいです。確かに授業を行うのは教員ですが、正課外での学生生活に大きく関わることのできる職員は、学生にとって身近な大人としての役割が重要であると考えております。

あなた
あなた

実際に職員は身近な大人としてどのように関わるのかな。

ここも皆さんの関わりたい方法でまとめることができますよ。大学職員が学生と関わる点としては、窓口の他に、各教育プログラムの提案や手続き(留学や生涯学習など)、部活動の顧問や様々な説明会など、実は挙げていくとキリがないほどあるんですね。

そこまで踏み込んで記載できれば、大学職員の仕事を明確にイメージできているといえるでしょう。

メンター
メンター

身近な大人という言葉を使うには、主体性を組み込むことが大切です。

最強なのは”教職学協働”!

最後に、最強キーワードをご紹介したいと思います。

それがタイトルにもある「教職学協働」をベースにして志望動機を考えることですね。教職学とは、その名のとおり、教員・職員・学生の三者を指しています。

この三者が協力するということかな。

そうです。もっと言えば、教員・職員・学生が協力してより良い大学を作っていくということですね。

教員と学生は、教育を行う側と受ける側という一方向的なものになるケースが多いですが、職員というのは実は幅広く活躍できる仕事です。

学生と一緒に大学の行事を行う、ボランティアや団体活動などで社会貢献活動をしていく、さらに教員も巻き込んで産官学連携事業を実行するなど、職員が中心となる場面は非常に多いのです。

この視点からしても、ただ「縁の下の力持ち」として大学が提供するサービスを粛々と実行していくことが不十分であることは明らかですよね。

それよりも職員が主体的・積極的に大学に関わり、そしてより良い方向に改革していく原動力となっていくことが求められているわけです。

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